顔晴れ☀️育児日記

育児も仕事も頑張りたいけど体力が無いワーママブログ

【読書で人生を変える】自己啓発の源流「アドラー」の教え「嫌われる勇気」

こんにちは、じょんです。

今回紹介する本はあの大ベストセラー「嫌われる勇気」です。

 

もともとは会社の自己研鑽の一環として読み、読むだけではもったいないので、

ブログに残していくことにしました。

 

それが、【読書で人生を変える】シリーズです。

よろしければお付き合いください!

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

 

 

アドラーとはどんな人?


ルフレッド・アドラーは、オーストリア出身の心理学者・精神科医です。
フロイト博士やユング博士と並ぶ、精神医学・心理学界の巨人の1人)
1870年に生まれ、アドラー心理学という流派を創始し、
1937年(67歳のとき)にその生涯に幕を閉じました。 ※日本は明治~昭和12年です。

アドラーは100年以上昔の人物です。
ですが、現代でもこの本はとても人気です。なぜでしょうか?


それは、「アドラーの心理学は勇気の心理学」だからです。


フロイトアドラーの違い

 

本書でもフロイトアドラーが比較されていたので、ざっくり違いを調べてみました。

フロイト =過去志向(原因探し)  

1. なぜ、そうなったのか? を考える物理学的なアプローチ(原因論
2. 人間をいくつかの要素に分けて考える(意識、前意識、超意識…etc)
3. 人間は環境の影響を強く受け、環境がその人の人間性を決めるという前提


ルフレッド・アドラー =未来志向(目的探し)

1. その人が症状を引き起こしている「目的」を探すこと(目的論)
2. 同じ出来事でも人それぞれの意味づけがある⇒みんな違ってみんな良いという前提
3. 同じ環境でも人それぞれの生き方がある⇒環境はその人を決めないという前提


ここまでだとなんのこっちゃ?ですよね。
まずは太字だけ覚えておいてください。


例えば、いじめが原因で引きこもりになった人がいるとします。フロイト的に考えれば、過去の原因(トラウマ)によって
現在のその人が引きこもりになってしまった=過去が現在の自分を形成していると考えます。

 

一方、アドラー原因論を真っ向から否定します。

 

その人に過去いじめにあったという事は事実だが、現在その人が引きこもってしまう理由には、その人の都合のいい目的、


例えば、引きこもっていると両親が自分に注目してくれる、悲劇のヒロインのほうがその人にとって都合がいいなど、都合のいい目的があるから、引きこもっているという見方をします。(目的論)

 

アドラーは、「これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについて何の影響もない」と言っています。


ちょっと厳しいです考え方ですよね…


でも、同じ境遇の人が100人いたとして、同じように100人が引きこもるでしょうか?
違うね。同じ境遇でも、きっととらえ方は100通りで、100通りの人生をそれぞれ歩むよね。

 

どの時代、どの国に、どんな両親のもとに産まれるか?どんな環境で育ったか?
これらは変えられない過去ですが、大切なのは「現在」今ここからの選択によって人は変わることができると言っています

 

しかし、人は変わることを嫌います。


そして、もしも~だったらという可能性の世界にいるうちは、(過去にとらわれているうちは)人は変われません。

あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではない。ましてや能力が足りないものではない。
ただ、あなたに「幸せになる勇気」が足りていないのですとアドラーは言っています。

 

★一番重要かつ難しい「課題の分離」について

 

アドラーは『すべての悩みは「対人関係」の悩みである』と断言しています。
その具体的な解決方法がこの「課題の分離」と言っています。


1.「課題の分離」とは?

①自分と他者の課題を分離、②他者の課題には踏み込まないようにすると
③同時に他者にも自分の課題に踏み込ませないようにする、という事です。
※③は難しいと思いました…。

 

課題の分離の考え方は、

 

①その課題について最終的な責任を負うのは誰か?
②その課題について最終的な結論を出すのは誰か?

を考えるとわかりやすいと思います。


2.実生活に役立つ時は?

例えばこんな時ありませんか?

・みんなのためにと思ってやっても、あれ?あんまり感謝されない…
・自分なりにめっちゃ仕事をがんばったのに、上司に思ったほど評価されなかった…

 

ちょっと嫌な気持ちになりますか?
でも、相手が自分のことをどう評価するかというのは、他人の課題ですよね。

課題の分離ができていれば、他人の評価を気にするということもありませんし、
見返りを求めないので相手にイライラすることありません。

実際は気にしてしまうのが人間です。しかし、その感情を他人にぶつけてはいけません。

対人関係上の問題というのは、自分が他人の課題に踏み込んだ時、
もしくは自分の課題に他人を踏み込ませ時に、生じてくるものなのです。


3.承認欲求の否定

アドラー心理学では他者から承認を求めることを否定します。
私たちは、他者の期待に応えるために生きているわけではありません。

あくまで、自分がどうすべきかが重要で、その行動を起こすのは自分自身です。
他人の事ばかりきにして、行動にブレーキがかかってしまうのであれば、
それは自分の人生を歩んでいることになるのでしょうか?

幸せになるために、自分の信じた道を突き進むとき、一定数価値観の合わない人が出てきます。嫌われる事もあるでしょう。

 

だからこの本の題名は「嫌われる勇気」なんだと思います。


4.ぶっちゃけ課題の分離は難しい…

確かに、この思想に共感はできますが、実践するには難しいです。
なぜなら、承認欲求は人の本能なんです。あって当たり前なんです。
人間は大昔、群れをなして生活していました。群れから嫌われたら、それはイコール「死」です。
嫌われたくないというのは、いわば本能に近い。

しかし、現代は違います。

承認欲求が強すぎたり、ある事柄に執着しすぎると、
対人関係で摩擦が起こります。

承認欲求を認めたうえで、どうやれば他人を気にしずぎず生きていけるのか?
が最も重要です。

 

 ★課題の分離をしやすくするために

結論:依存先を増やす

1つの事だけへの依存度が高いと、その事だけで一喜一憂してしまいます。
仕事への依存度が高いと一個ダメになっただけで、絶望してしまいます。

 

依存先を増やす⇒没頭できる趣味をもつ、副業をしてみる

 

私の場合で恐縮ですが、副業で救われたことがあります。
仕事で落ち込んだ時がありました、それはどうしても時短勤務の自分にはできない案件でした。

そんな時、クラウドソージングで書いた私の記事がわかりやすかったということで、
実際に単発ではなく長期案件のスカウトが入りました。単価も安いですが、必要とされているという感覚がありました。

お小遣い程度ですが、まぎれもなく自分1人で稼いだという自信につながりました。
この会社で評価されなくても、他で必要としてくれる人がいると思うと、なんか気持ちが楽でした。

 

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。

課題の分離については、マコなり社長のYouTubeを参考に自分の実体験をもとに載せさせていただきました。

参考になれば幸いです。

 

それでは、じょんでした。