顔晴れ☀️育児日記

育児も仕事も頑張りたいけど体力が無いワーママブログ

息子の吃音症について

 

こんにちは、じょんです。吃音症(どもり)ってご存知でしょうか?

 

現在、息子は2歳4ヶ月です。話す言葉も二語以上になり、会話が楽しい時期になりました。

しかし、気になる事があります。

言葉出しの初めが「お、おお、お首が長〜い、きりんさん」のように繰り返している事が多いのです。

 

まだ、舌ったらずで上手く発音できないこともあるので様子を見ていたのですが、さすがに保育園の先生に言われると気にしますよね…。

 

話し始めも早かったし、今まで特に何も心配してこなかったので、今後どうなるだろうと心配しています。

 

調べて始めて知ったのですが、吃音というのは、実はかなりメジャーな障害だったんです。

子供では20人に1人が、成人でも100人に1人が吃音を持っているという統計が出ているようです。

 

今回はそんな吃音症をテーマにしています。

よろしければお付き合いください!

 

 

吃音症とは?

 

①発達性吃音

吃音の9割は発達性吃音です。

 

◆特徴◆

・幼児が2語文以上の複雑な発話を開始する時期に起きやすい。
・幼児期(2~5歳)に発症する場合がほとんどです。(小学校以降に発症することもあります)
・発症率(吃音になる確率)は、幼児期で8%前後、発症率に国や言語による差はほとんどありません。
・有病率(ある時点で吃音のある人の割合)は、全人口において0.8%前後
男性に多く、その比は2~4:1程度です。(年齢や調査により結果は変動します)


以下のような要因がお互いに影響し合って発症するとされています。

・体質的要因(子ども自身が持つ吃音になりやすい体質的な特徴)
・発達的要因(身体・認知・言語・情緒が爆発的に発達する時期の影響)
・環境要因(周囲の人との関係や生活上の出来事)
*体質的要因(遺伝的要因)の占める割合が8割程度という報告もあります。

 

②獲得性吃音

1 神経学的疾患や脳損傷などにより発症する獲得性神経原性吃音
2 心的なストレスや外傷体験に続いて生じる獲得性心因性吃音
があります。どちらも発症時期は青年以降(10代後半~)です。

 

息子は2歳4ヶ月ですので、発達性吃音について書いていこう思います。

 

吃音の主な症状

 

①連発(音の繰り返し) 例:「か、か、からす」初期にみられ、吃音とわかりやすい。→現在の息子の状況です。

②伸発(引き伸ばし) 例:「かーーらす」こちらも初期に見られる。

③難発(ブロック) 例:「・・・・からす」

3つの症状の中では、あまり周りから認識されにくい難発が一番つらいと言われています。

吃音症をもっていると成長につれ、まわりからからかわれたりすることがあるため話すことが恥ずかしいという意識が芽生え、言い換えたり、無言になることで吃音症であることを隠すようになります。

 

吃音の原因

 

はっきりとした原因はわかっていませんが、7割が遺伝要因であり脳の神経経路に原因があるそうです。

以前は吃音の原因は100%環境だと思われており、「吃音は原因は親にある」と誤認されている現状があります。

とはいえ、自分を責めてしまうのもまた親ですよね。

さらに周りから責められた目で見られたら親も子も疲れてしまいます。

しっかりとした認識が少しでも広がって欲しいと思います。

 

吃音の発症と経過

 

吃音は2歳から5歳の間に人口の5%に発症して、発症 3年で男児は62%自然回復、発症3年で女児は79%自然回復する言語障害です。

 

多くの子の吃音が自然回復しますが、その一方で治らない吃音の子も存在します。

 

多くの親御さんが「我が子の吃音は治るのか」と心配すると思いますが、成人になっても治らない吃音者が人口の1%で存在します。

また、8歳まで吃音がある子は、思春期まで吃音が続くことも言われており、中学生をピークに 成人になると自覚的な吃音が軽減していくと言われています。

 

子供が吃音かなと思ったら?

 

「吃音か、発達段階のものなのかは区別がつきにくいと思いますので、お近くの言語聴覚士へ相談に言ってください」とネット記事でみたのですが、現在、我が家ではまだ専門医療機関の受診には至っておりません。

保育園の担任の先生と看護師の先生に相談中です。

 

家庭でのケアの仕方

 

「お、お、おかあさん」「おかあ、おかあさん」といった吃音の症状が見られたとき、「もっとゆっくり話してごらん」「落ち着いて言ってみなさい」などと話し方を注意してしまうことがあると思います。

実はこうしたアドバイスが、子どもの吃音を悪化させる原因になります。


吃音の初期段階では、子ども自身につらいとかイヤだという気持ちはないのですが、保護者や周囲の大人が否定的な反応をすることで、話すという行為と恐怖や嫌悪という感情が結び付き、自分に対する否定的な価値観が生まれ、言葉が出にくくなってしまうのです。

 

保育園の関わり方でも、急がせず言い切るまで待ち、おうむ返しのように正しい言葉を言ってあげるという方法のようです。

 

話し方のテクニックや言葉の言い換えができない時期なので話す事が嫌にならないように配慮していく事が現在の最善だと考えています。

 

 

最後に

 

成人になっても100人に1人は吃音で悩んでいる現実があります。

もし、息子がそうなってしまったら、別の表現方法の武器をつけてあげたいと思っています。

誰にでも得意な事、苦手な事があります。

得意な事でいくらだって補えるんだって事を教えていくほうが個性をつぶさず、

かつ他人に優しく育ってくれないかなぁという思いもあります。

 

親として、これからも何かしら障害と向き合っていく事が増えるかもしれません。

発達障害は成長してから見つかる事が多いですから。

 

不安になることも多いですが、子供の個性をのばし生きやすい環境を作ってやりたいと思っています。

 

 

少しでも誰かの役に立てば幸いです。

じょんでした。

 

 ○参考にさせていただいたサイト

https://www.jstage.jst.go.jp/article/shonijibi/35/3/35_232/_pdf

吃音症(きつおん)についてご存知ですか | 言語聴覚療法学科ブログ

吃音について | 国立障害者リハビリテーションセンター

子どもが「吃音」かもしれないと思ったら【前編】基礎知識|ベネッセ教育情報サイト